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カッコウの子育て、托卵が鬼畜で鳴き声や歌の癒し力低下?

カッコウという鳥がいますね。

「カッコウ、カッコウ」
と澄んだ声で鳴いていて
とても癒しの力がある鳥です。

カッコウがかなり極悪非道

しかしながら、その生態を知ると少しばかり
ひいてしまうところがあったりします。

その理由はカッコウがする「托卵」
という子育てが理由なのですが、
これはどんなものかについて、
取り上げていきたいと思います。

 

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カッコウという鳥

カッコウは日本全国の山地に生息しています。
比較的開けた場所を好み、大きさはハトくらい。

平均寿命は6年程度とされています。

名前の「カッコウ」は、
もちろん「カッコウ」
という鳴き声が由来となっています。

※真ん中辺から良い声で鳴き始めます

カッコウが「カッコウ」
と鳴けるようになるのは、
生まれてから一年後のことです。

この鳴き声は縄張りを主張したり、
雌を引き寄せたりする雄専用の鳴き声になります。

 

カッコウの子育て、托卵

カッコウ最大の特徴は、
鳴き声と見せ掛けて実は子育てになります。

厳密には、カッコウは子育てをしません。

他の鳥にしてもらうのです。

その行為のことを
子供(卵)を「托す」
という意味で托卵といいます。

 

カッコウの托卵行為とは

托卵行為をする鳥は鳥類全体の中で
1パーセント程度であると言われていますが、
カッコウの托卵はその中でも
特にえげつないと言われています。

まず、托卵する相手となる親鳥を見つけます。

カッコウの場合であれば、
オオヨシキリ、ホオジロ、モズ等の鳥が
一般的であると言われています。

そしてそのターゲットとなる鳥が産卵したら、
隙を伺って自分もそこに卵を産みます。

多くの時間、これらの親鳥は
当然産んだ卵を温めていますから
なかなか隙がないのですが、
それでも餌を取りに行く際などに
巣を留守にすることがあります。

そのタイミングを狙うのです。

もちろん巣が直接見えるところで
見張っていたら警戒心が強くなってしまうので、
カッコウは少し離れたところから、
雄と雌が協力して見張り、
もし雄が親鳥が巣から
離れるところを確認した場合は
鳴くことによって雌に知らせます。

そして、雌はそのターゲットの巣に卵を産むのです。

すると当然ながら
もともとあった卵の数と合わなくなるので、
卵のうちの一個を持って帰って、自分のエサとします。

この間なんと、数十秒

親鳥の一瞬の隙を付き、
驚きの早さで事を済ませます。

 

カッコウの卵の方が大きい理由は抹殺計画実行のため

カッコウの卵は、
ターゲットの鳥の卵より大きめです。

しかしながら極端な違いではないため、
親鳥はそれが自分の子供でないことに気付きません。

では何故カッコウの卵の方が大きいかというと、
托卵相手の雛たちを抹殺する計画があるためです。

これは一体、どういうことか。

まずカッコウの卵は、
同じタイミングで出産された場合
托卵相手の卵よりも1~2日早く孵化します。

実際にカッコウは
早期孵化を狙っているので、
大抵の場合はカッコウの雛の方が先に孵ります。

 

産卵後10~12日程度して孵化した雛は、
最初少し休んだ後、いきなり
とんでもない行動に出始めます。

なんと、まだ目も見えていない段階で
巣にある他の卵を落とそうとするのです。

このとき、カッコウの雛は
托卵相手の雛よりも身体が大きいからこそ、
生まれたばかりでも卵を巣の外まで
押し出すことができるのです。

こうして、抹殺計画は実行されます。

これはもちろんカッコウのDNAに
刻み込まれた本能に過ぎないのですが・・・・

 

※生態がゲスい生物として、こちらもかなりキテます。

カタツムリの寄生虫は餌から侵入し目から脳を支配する

 

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なぜ抹殺するのか

ではなぜ托卵相手の雛たちを
抹殺しなければならないのか。

まず、カッコウの雛はその姿形が明らかに違います。

特に大きくなるにつれて
明らかな違いが出てきますから、
そのときに托卵相手の雛たちがいたら
その親鳥に自分の子でないことがバレてしまいます。

バレた瞬間、もうカッコウの雛に命はありません。

ですから、どうしても
始末しなければならないのです。

ところがカッコウの雛の抹殺行動のプログラムは
三日間であるために、それ以降は行動をやめてしまいます。

ですから、それまでに
始末できなかった場合はアウトになります。

もちろん、その三日間の間に雛たちは孵ります。

この数が多いほど難しくなりますが、
それでもカッコウの雛の方が体が大きいので、
押し比べになれば基本的には負けないのです。

後は、時間との勝負でしょう。

一方で托卵相手の親鳥は、
何故かこの辺のやり取りに関しては静観します。

結果的に強い子が生き残れば良い、
というプログラムのためなのでしょう。

カッコウの雛も自分の子とみなしていますからね。

 

また、カッコウの雛は仮親鳥の
実の子たちを始末することによって、
仮親鳥が我が子のために持ち帰ってくる餌を
独占することができます。

カッコウの雛の食欲はすさまじいのですが、
仮親鳥はその食欲に応じて餌を運び込みます。

「すごいぞ。これは立派な子に育つぞ」

そんな気分でしょうか。

それはとんでもない勘違いですが。

しばらくすると、カッコウの雛は
仮親鳥よりも遥かに大きくなります。

しかしながらそれでもまだ餌をねだり続けます。

 

※左がカッコウの雛で右が仮親鳥

カッコウと仮親鳥の身体の大きさ

もう姿形も、根本的な部分からあまりにも違ってきています。

ここまでくるとさすがに気付きそうなのですが、
どうやらカッコウの雛には仮親鳥を洗脳する力もあり、
その結果仮親鳥は餌を運び続けることをやめないのです。

 

そして巣立ちの時期
(孵化から約一か月後)が来たら、
「さて、そろそろいくか」
というノリで飛び立っていくのです。

仮親鳥に対しての感謝の気持ちなど
微塵も感じられません。

つまり、仮親鳥からしてみれば、
自分の子供たちを抹殺した相手を
その食欲に応えるために
寝る間も惜しみながら
一生懸命育て上げたということです。

※こちらはカッコウの托卵から仮親鳥の子育て、
巣立ちまでのドキュメンタリーになります。

 

鳴き声や歌の癒し力低下

どうでしょうか。

これまでカッコウにまつわる平和な童謡、
歌のイメージが強くてあまりにも
意外ではなかったでしょうか。

と同時に、ショックを
受けられた方もいるかも知れません。

今まで癒されていた「カッコウ」の鳴き声、
歌にもあまり癒されなくなってしまったかも知れません。

 

しかしながら、これも視点を変えれば
自然界を生き抜く一つの知恵と言えます。

カッコウの場合、托卵をするのは
体温調節が苦手だからであると言われています。

もちろん人間の価値観で考えれば
血も涙もない鬼畜の所業であり、
しかも完全に犯罪ではありますが、
自然界にはルール違反なんてありません。

そういう意味では、カッコウは
自然界のルールに則って生きているだけで、
決して犯罪を犯しているわけではないのです。



※動物たちのあれこれをまとめた特集ページになります。

地球上の強者・巨大生物特集―過去から現在まで

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